地域団体や企業、行政と連携して学生自らが課題解決に取り組む現代マネジメント実習。堀田裕子先生が担当する授業では、今年も学生が豊田市稲武地区の地域活性化について考えていきます。

養蚕や繭の作品制作を行う「いなぶまゆっこ」との協働から始まった実習も、徐々に実績を積み重ねていき、稲武の地域イベントのお手伝いをしてもらいたいとお声がけをいただくまでに成長しました。実習の様子は、昨年発行した広報誌ゆめっとプラザにも掲載しましたのでご覧ください。(詳細はこちら)

そこで昨年に引き続き、今年もトヨタケ工業様が地域活性化のために取り組む事業「OPEN INABU」に2・3年生の学生が参加します!4月23日(月)には、トヨタケ工業の横田社長に愛知学泉大学豊田キャンパスまでお越しいただき、会社の取り組みや「OPEN INABU」での活動をご講演いただきました。

「OPEN INABU」とは、稲武での暮らしに興味関心をもってもらうことを目的に「OPEN FACTORY」(工場公開)、「OPEN FARM」(就農体験)、「OPEN HOUSE」(空き家に住む)をキーワードに取り組んでいるプロジェクトです。

その事業の一環として、稲武で「遊ぶ」「働く」をテーマに掲げる「INABU BASE PROJECT」が3年前から始動。若い人に稲武の魅力の一つである自然を知ってもらうため、マウンテンバイクで走れる道を整備するプロジェクトが進行しています。昨年から学生もその取り組みに参加して、林道整備やどんぐりの木の植樹などを行いました。(写真は昨年の様子です)

「人口の少ない稲武にとって若い力は大変貴重。いろいろな場面で活躍してほしい」という横田社長の想いは、今後稲武における新しい就労スタイルとして広がっていきそうです。その就労スタイルとは週の半分を事務所や工場で勤務し、週末はマウンテンバイクで山を案内するツアーガイドとして働き、残りを休日にするというもの。学生たちは「こんな働き方もあるのか!」と驚きながらも、興味深く聞き入っているようでした。

横田社長の話は、稲武の現状や今後の可能性について考えるきっかけとなりました。今年も学生たちは「OPEN INABU」をはじめ、「歩かまい稲武」のイベント支援や「いなぶまゆっこ」から養蚕について学んでいきます。これからも協働させていただけることに感謝しつつ、地域活性化に貢献できるよう努めていきたいと思います!