8月20日(日)~23日(水)、愛知学泉大学愛知学泉短期大学の学生18名が東北被災地復興支援活動 “東北から学ぶ活動” に参加しました。「笑顔の花を咲かせよう!」をテーマに、岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県気仙沼市を訪問し、日ごろ授業で学んでいる社会人基礎力を活かしながら地元の方々との交流を深めました。

≪8月21日(月) 岩手県大船渡市の活動≫

午前は岩手県大船渡市にある大船渡津波伝承館と、陸前高田市震災遺構旧道の駅高田松原 タピック45を訪れました。津波が到達したライン(14.5m)や流れ着いた流木などを見学し、テレビを見ているだけではわからない当時の津波の恐ろしさや被災状況を学ぶことができました。

午後は大船渡市内の大立仮設住宅を訪れ、住人の方々と工作や茶話会などで交流を楽しみました。チャリティーソング “花は咲く”を一緒に歌うことで仮設住宅の方々と心を通わすことができ、改めて「音楽の力は大きい」ということを実感しました。

≪8月22日(火) 宮城県気仙沼市の活動≫

午前は気仙沼市立大島小学校の体育館で、工作やゲームなどで遊びながら子どもたちと交流しました。最初は怖がっている様子の子どもたちでしたが、学生が純粋な気持ちで接したことにより距離も徐々に縮まりました。最後は子どもたちに「帰らないで!」「また来てね!」と声をかけられるくらい仲良くなりました。

午後は客船ひまわり号の船長である菅原進氏の講話を聞きました。菅原進氏は津波を越えながら客船ひまわり号を動かし続け、震災後も一日も休まずに大島と気仙沼港を往復して島民の足代わりを果たしました。それを善意で行っていたという点に、学生たちは感銘を受けている様子でした。講和後は気仙沼市大島地区を見学して、震災から6年経過した様子を目に焼き付けました。

≪後日行ったインタビューの様子≫

後日、復興支援活動に参加した学生数名にインタビューをしました。震災についての知識を深めただけでなく、仲間と情報を共有し合いながらグループで活動できたことがよい経験となりました。今回の活動をきっかけに「いつ自分たちも同じ経験をするかわからない」、「当たり前の毎日を大切にする」、「日々の感謝の気持ちを忘れない」ということを教わりました。