学校法人安城学園では、今後発生しうる大規模災害への備えを強化するため、学園全体で取り組む「学校防災アップデート」を本年度より開始しました。この取り組みの一環として、2月20日(木)から2月22日(土)にかけて、昨年に続き2回目となる学園防災研修ツアーを実施し、本学園の職員19名と地域の防災関係者11名が参加しました。(昨年の様子はこちら)
今回の研修では熊本県を訪れ、熊本地震の震災遺構の見学や、さまざまな方々による震災講話を通じて、参加者は大規模災害時に重要となる「自助」「共助」「公助」の連携について改めて認識を深めました。特に「公助」に過度に依存することなく、「自助」(学生・生徒・園児の命と学修環境を守る体制)の強化、「共助」(地域に必要とされる地域防災の拠点的機能)の充実、さらに「ご近所」(地域と連携した「事前復興まちづくり」のリーダー的役割)の強化が重要であることを再認識する機会となりました。
■ 訪問先、お話いただいた方(一部) ■
熊本地震 震災ミュージアムKIOKU,震災遺構 旧東海大学阿蘇校舎1号館・数鹿流崩之碑展望所
・熊本市広域防災センター
・熊本学園大学(井上事務局次長、社会福祉学部 黒木教授、同学部社会福祉学科の学生さん)
・社会福祉法人リデルライトホーム(木村事務長、古賀さん)
・名古屋大学減災連携研究センター共創社会連携領域 千葉特任助教
・NPO 法人 ひかるつめくさ やまなみこども園(山並園長)
・NPO 法人 益城だいすきプロジェクト きままに(吉村代表理事) ほか
本研修で得られた知見や課題意識、そしてコミュニティをさらに発展させ、今後は報告会や防災イベントの開催を通じて「事前復興まちづくり」を推進し、学生・生徒・園児にとって安心・安全な学園の防災体制を強化するとともに、地域に必要とされる学園としての存在価値を高めていくことを目指します。