12月1日(日)、愛知学泉大学・愛知学泉短期大学にて、「誰一人取り残さない安心避難所開設訓練」を行いました。

この訓練は一般社団法人こども女性ネット東海主催、岡崎市協力のもと、本学園共催で行われ、約80名の方が参加されました。一般社団法人こども女性ネット東海 執行理事の藤岡喜美子氏の趣旨説明後、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと 代表理事の小山内世喜子氏に「誰ひとり取り残さない安心避難所~男女共同参画の視点で~」というテーマでお話いただき、実際に災害発災直後の避難所開設訓練、発災3日後ぐらいを想定した避難者による避難所の改善訓練が行われました。避難の際は高齢者、障がい者、妊婦、こども、外国人などの役も設定され、声かけや支援をどのようにするかも体験。避難所の改善訓練では総務情報班、施設管理班、救護班、乳幼児世帯班、子ども班に参加者が分かれ、それぞれ班でアイデアを出しながら各スペースの環境を整えました。

藤岡喜美子氏の趣旨説明
小山内世喜子氏の講話
要配慮者の避難
子どもたちも大活躍
避難所のルールを検討中
できあがった各スペースを見学
子どもたちのアイデアもたくさん
簡易トイレのデモ
健康体操
ふりかえりワーク
様々な気づきがありました
みなさま、ありがとうございました!

訓練後のふりかえりワークでは、参加者がそれぞれの視点、立場で訓練を振り返り、共有しました。今回、避難所という限られた空間において、こどもや女性にも配慮し 、誰一人取り残さない安心な避難所運営を目標に訓練を行い、性別や年齢が違うと気づけないことがたくさんあることを再確認することができました。そしてそれを避難所に集まった人同士がコミュニケーションや情報共有をして、解決していく柔軟さの必要性を強く感じました。また多くの方にこの訓練のような実体験が必要ではないかと考えます。本学園では「命を学ぶプロジェクト」として活動を続けております。今後も地域の方たちに必要とされる学校を目指し、学校の防災力を高める活動を続けてまいります。