3月28日(木)~30日(金)、学校防災研修ツアーが行われ、学校法人安城学園の教職員24名と地域で活動する防災関係者11名が参加しました。

訪問地等は以下のとおりです。
 ・気仙沼市:気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館リアス・アーク美術館、気仙沼高校
 ・陸前高田市:陸前高田市消防防災センター、東日本大震災津波伝承館、気仙中学校
 ・大船渡市:大船渡市防災学習館、大船渡保育園
 ・南三陸町:うみべの広場、南三陸町旧防災対策庁舎、南三陸311メモリアル南三陸さんさん商店街
 ・石巻市:雄勝ローズファクトリーガーデン石巻市震災遺構大川小学校

学校法人安城学園では東日本大震災の直後から復興支援やボランティアを中心とした「東日本から学ぶプロジェクト」をスタート。2022年の創立110周年を機に「命を学ぶプロジェクト」にアップデートし、防災減災学修や学校防災にも視野を広げました。今年度からは、今後起こり得る大規模災害への備えを強化するため、学園全体で取り組む「学校防災アップデート」がスタートします。今回の研修ツアーはその事前研修という位置づけで行われました。

この研修ツアーは学校防災強化に向けた設置校連携を促すため、各設置校教職員から参加者を募り、命を学ぶプロジェクトの活動地域でもある岩手県大船渡市陸前高田市、宮城県気仙沼市・南三陸町・石巻市を訪問。また、地域で活動する防災関係者の方にも参加いただくことで、地域防災強化に向けた地域連携のための交流、意見交換をする機会となりました。

1日目、2日目の夜には講師をむかえたシンポジウムも行われ、活発な意見交換が行われました。
 ◆シンポジウム第1夜
 「今こそ安城学園から『学校防災アップデート』に挑戦! ~大規模災害の実情から考える~」
 講師:佐野哲史 氏(自分でやる防災 研究・普及所 所長)
 ◆シンポジウム第2夜
 「“避難所”としての学校運営を考える ~先生も、生徒も、そして地域も守れる学校になる」
 講師:かもんまゆ 氏(Smart Supply Vision 特別講師)


また、研修ツアー最終日には一般社団法人 雄勝花物語と学校法人安城学園との連携協定締結式が行われました。今後は相互に、教育、人材育成、防災・減災、まちづくり、環境などの分野で連携・協力をしていきます。

締結後には早速、愛知学泉短期大学生活デザイン総合学科が雄勝花物語のハーブを使った商品開発の提案などについて打合せを行いました。

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