愛知学泉大学・愛知学泉短期大学の学生と安城学園高校の生徒が東北被災地支援活動として、8月に岩手県大船渡市と宮城県気仙沼市を訪れました。系列大学と高校が合同で参加するのは今回が初めてでしたが、「私たちにできることは何か」を真剣に考えながら4日間の活動に取り組みました。
まずは1日目と2日目の活動をご報告します(3日目以降の活動はこちら)。初日は毎年お世話になっているサンマリン気仙沼ホテル観洋の小泉様より、震災当時から現在までの気仙沼について講話をしていただきました。いつ起きるかわからないという震災の怖さ、自分と大切な人の命を守るためにどう行動するべきかなどの教訓を得ました。
そして2日目。午前は仮設住宅でお住まいだった頃から愛知学泉大学学生会とご縁がある方々と交流をするため、永浜地域公民館を訪れました。大船渡市の鹿踊り(ししおどり)を教えてもらったり、手あそびや七夕まつりで飾る短冊やうちわなどの工作をしたり、楽しくおしゃべりをしながら交流を深めました。学生、生徒の訪問を心から歓迎していただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
午後は、大船渡盛町灯ろう七夕まつりのセレモニーで使う願いごと風船を準備しました。「風船に願いごとを書いてください!」と地元の方に声をかけ、学生と生徒の手で一つ一つ膨らませていきます。学生たちの活動を見た大船渡市長多くの方から激励の言葉をいただきました。
夕方には安城学園高校が震災直後から交流を深めている大船渡東高校のみなさんも合流して、まつりに参加するみなさんと一緒にバルーンリリースを行いました。みんなの願いをのせた風船が空高く舞い上がり、会場の想いも一つとなりました。
2日目の活動を終えて、ある生徒に感想を聞いてみると「被災地支援に行ったつもりが、逆に現地の方々に元気をもらった」と話をしてくれました。テレビの映像を見るだけではわからない町の様子や人の温かさなど、実際に訪れたみたからこそわかることがたくさんあったようです。この気持ちを忘れずに、3日目以降の活動も全力で取り組みます。