将来は医療系で活躍したいと考える愛知学泉大学管理栄養士専攻の4年生が学ぶ「臨床栄養実習」の授業では、市役所食堂などを手がける株式会社勤労食様との産学連携事業を通して、現在大量調理のできるワンプレートのヘルシーメニューを考案しています。
7月4日(木)に行われた試食会では前回の反省を活かし、改良したメニューを勤労食の皆様に食べていただきました。栄養価や味付けはもちろん、今流行りの写真映えするような見た目にもこだわって調理したとのことです。前回の様子は大学のホームページからご覧いただけます(詳細はこちら)。
以下、学生が開発したメニューをご紹介します。まずは①スモークサーモンとクリームチーズのサラダボウルと唐揚げのサラダボウルです。
①は女性だけでなく男性にも嬉しいメニューも作ろうということで、2種類のサラダボウルを考案しました。前回試作したおにぎらずは大量生産が難しいとご指摘をいただいたので、思い切って一からメニューを考え直した学生たち。中でもアボカドを使った冷たいスープは「他にはない珍しいメニューで面白い!」と高評価をいただきました。
続いて、②女性に嬉しいスーパーフードを使用したメニュー(左写真)、③夏野菜たっぷり満腹プレート~愛知を味わおう~(右写真)です。
②では大豆ミートを使用したキヌア入りのゴロゴロコロッケをメイン料理としました。食物繊維が豊富で栄養価も高く、前回のひよこ豆を使ったコロッケより原価も抑えることができたとのことです。他にもシーフードサラダにはポン酢のジュレをのせたり、アサイーを使って色鮮やかなヨーグルトを作ったりと、見た目も美しい華やかなプレートとなりました。
③は一食で野菜を300g以上とれて食べ応えもあるので、仕事などで忙しい人にはもってこいのメニューです。キーマカレーは塩分を減らして食べやすくし、油っぽかった夏野菜は油を使わず素焼きにするなど、前回の反省を活かすことができました。また抹茶のスムージーは「味見た目ともに問題なし」と大絶賛していただきました。
学生たちによるプレゼンテーションのあとは、勤労食の皆様に食のプロの視点から様々なアドバイスをいただきました。前回の試作よりも褒めていただけましたが、「サーモンとクリームチーズはよく合うが原価が高い」「シーフードは少し値が張る」など、メニュー化するにはまだまだ勉強しなければいけない点も多かったようです。
今後もアドバイスを参考に、安城市役所食堂などでメニュー化できるよう改善をしていく予定です。学生が提案したメニューが採用されるかもしれません!乞うご期待!!