『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第4章 真の地域貢献めざし - イノベーション新たに #6 (第154話)
公開日 2012/11/09
「国家のマネジメント」が国民の関心の的の一つになっている。何故か―。国家運営がうまくいっていないと思っているからである。何かがうまくいっていなくて、でも何とかうまくしたい・するべきだというとき、「マネジメント」が登場する。
今や「マネジメント」は民間企業だけのものではない。地域もマネジメントの対象である。もっと身近な例―。学校の先生がクラス運営・クラブ活動を、家族が家庭をうまく運営したいときにも必要だ。自己責任社会ではマネジメントに関する関心が個人レベルでも高くなっている。
このように人々に「マネジメント」が求められている社会環境の中、地域マネジメントも視野に入れ、「現代マネジメント学部」が設置された。この新学部の目的は、「ビジネスセンスとコミュニティマインドが学べるだけではない。『無限の可能性』という社会人基礎力を核にした愛知学泉大学の新しい教育プログラムにより、複雑で多様化した現代社会で求められる『問題解決のためのマネジメント能力』を身に付け、地域貢献できる人材を育成すること」である。
学部発足にあたって寺部曉理事長は、「現代マネジメント学部」の特色を明確に示した。
平成22(2010)年8月22日(日)、豊田キャンパスのオープンキャンパス―。ミリオンセラー作家・岩崎夏海(いわさきなつみ)による講演会「マネジメントとは何か?」は約250名定員の会場が満席になり、溢れた来場者には別室で生中継放送するほどの盛況ぶりであった。「マネジメント」に対する関心の高さを示していた。
また、このオープンキャンパスに来学した多くの高校生の中に啓明学館高等学校の生徒の姿が見られた。これは、平成20(2008)年12月10日に大学と啓明学館高等学校との間で高大教育連携協定を調印し、系列高校以外にも高大教育連携の輪を広めたことによる。
学園は、「社会人基礎力」を核にした教育プログラムの開発を通して『教育にイノベーション』を興そうとしており、これを支える産学連携への取り組みも着実に進んでいた。平成21(2009)年度から始まった安城商工会議所と愛知学泉大学との産学連携事業の一つである管理栄養士専攻の学生チームによる開発弁当「大地の愛実(めぐみ)」が、平成24(2012)年も2月から約1ヵ月間販売された。学校にとって一番嬉しいのは、売れる弁当開発を経験して、現代社会が求めている能力を学生が確実に身に付けていることである。
今や「マネジメント」は民間企業だけのものではない。地域もマネジメントの対象である。もっと身近な例―。学校の先生がクラス運営・クラブ活動を、家族が家庭をうまく運営したいときにも必要だ。自己責任社会ではマネジメントに関する関心が個人レベルでも高くなっている。
このように人々に「マネジメント」が求められている社会環境の中、地域マネジメントも視野に入れ、「現代マネジメント学部」が設置された。この新学部の目的は、「ビジネスセンスとコミュニティマインドが学べるだけではない。『無限の可能性』という社会人基礎力を核にした愛知学泉大学の新しい教育プログラムにより、複雑で多様化した現代社会で求められる『問題解決のためのマネジメント能力』を身に付け、地域貢献できる人材を育成すること」である。
学部発足にあたって寺部曉理事長は、「現代マネジメント学部」の特色を明確に示した。
平成22(2010)年8月22日(日)、豊田キャンパスのオープンキャンパス―。ミリオンセラー作家・岩崎夏海(いわさきなつみ)による講演会「マネジメントとは何か?」は約250名定員の会場が満席になり、溢れた来場者には別室で生中継放送するほどの盛況ぶりであった。「マネジメント」に対する関心の高さを示していた。
また、このオープンキャンパスに来学した多くの高校生の中に啓明学館高等学校の生徒の姿が見られた。これは、平成20(2008)年12月10日に大学と啓明学館高等学校との間で高大教育連携協定を調印し、系列高校以外にも高大教育連携の輪を広めたことによる。
学園は、「社会人基礎力」を核にした教育プログラムの開発を通して『教育にイノベーション』を興そうとしており、これを支える産学連携への取り組みも着実に進んでいた。平成21(2009)年度から始まった安城商工会議所と愛知学泉大学との産学連携事業の一つである管理栄養士専攻の学生チームによる開発弁当「大地の愛実(めぐみ)」が、平成24(2012)年も2月から約1ヵ月間販売された。学校にとって一番嬉しいのは、売れる弁当開発を経験して、現代社会が求めている能力を学生が確実に身に付けていることである。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略