『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第4章 真の地域貢献めざし - 刷新は日々に #8 (第148話)
公開日 2012/11/01
3幼稚園共通で、平成5(1993)年に保育に体操を導入、平成7(1995)年には夏まつり・夕涼み会を開始。また、桜井幼稚園が夏まつり・夕涼みとともに親子給食を開始したが、翌平成8(1996)年には愛知学泉大学附属幼稚園、愛知学泉女子短期大学附属幼稚園でも導入されていった。
その後、平成10年代に入って3園は、平成11(1999)年4月に愛知学泉女子短期大学附属幼稚園が開園50周年、平成12(2000)年4月に愛知学泉大学附属幼稚園が35周年、平成16(2004)年4月に桜井幼稚園が開園30周年の節目をあいついで迎えるが、これに対して愛知県私立幼稚園連盟からそれぞれ功労園表彰を受けることになった。
社会情勢の変化への対応では、女性の社会進出、共稼ぎ家庭の増加によるニーズに応えて、愛知学泉大学附属桜井幼稚園で平成20(2008)年から、愛知学泉短期大学附属幼稚園(平成12年に愛知学泉女子短期大学附属幼稚園から改称)で平成21(2009)年から満3歳児の保育を始めた。
また、愛知学泉大学附属幼稚園で園舎を全面新築(平成21年)したのをはじめ、“わらべうた”の導入、平和を祈るキャンドル会、秋まつり、冬のクリスマス会、英語遊び、のびのびの〜ん体操、ロボット遊び、新春お茶会、ひなまつりお茶会など、さまざまなカリキュラムを新たにスタート(愛知学泉大学附属桜井幼稚園)させて、子どもたちの豊かな情操教育に努められている。
この間、幼稚園の園長は、寺部芳子が3園を兼任していたが、昭和59(1984)年11月30日、その逝去により、やや空席を経て、昭和62(1987)年4月、愛知学泉短期大学附属幼稚園と愛知学泉大学附属幼稚園の園長に伊藤慶美、翌63年4月に愛知学泉大学附属桜井幼稚園の園長に木村順美が就任した。慶美と順美は清毅の次女・三女で、のちに学園理事長に就任する曉(清毅次男)及び学園法人理事長補佐兼事務局長・堀本保美(清毅長女)とともに、父の遺業を継ぐことになった。
その後、愛知学泉大学附属幼稚園長は木村順美から芳我岳思、愛知学泉短期大学附属幼稚園長は築山芳夫、青山秀継、森脇康代が歴任して、地域での人づくりの礎を守り固めている。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略