学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 教育改革を実践 #3 (第53話)
公開日 2012/07/04
安城学園高等学校 大学は、ときに外界から隔絶した「ガラパゴス諸島」になぞらえられるが、これからの大学はそうであってはならない。

「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知的なものでもない。最も変化に適応できる種が生き残るのだ」

 チャールズ・ダーウィンは『進化論』にかく説く。
 「唯一生き残るのは、変化できる者である」と。
 このセオリーは教育界にも通ずる哲理だろう。

「時代の変化に敏感に的確に適応していく教育が社会に受け容(い)れられ、それを実践する学校が栄えていく」

 教育界も新しい学びの手法によってよりよい明日を築くことができる。
 安城学園は今、その道を究めていこうとする中にあり、それが、生き生きとした教育成果をあげている。
 それは、ある意味、“日本を元気にする大学”の一つになっているのではないだろうか。

* * * * *

 現況が導かれる安城学園の教育改革の兆しは“平成8(1996)年”に起こった。
 この時就任した現寺部曉理事長の方針に基づく「学園の在るべき」構想が学園の教育にパラダイム転換を促した。

「不透明な政治・経済状況のなかで、持続的な発展を手に入れるには、民間企業の場合、『(変化に適応して)ビジネスをマネジメントする』ことが大切だ」

 と言われるように、学校教育も同じく「(変化に適応して)教育をマネジメントする」ことが大切なようだ。
 それは私学においてこそ実践できる、私学ならではの強みだ。
 安城学園では、建学の精神を指針にして教育をマネジメントする実践が果敢に進められた。特にこの数年における変化のインパクトは大きかった。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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