『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 部活も教育のステージ #10 (第43話)
公開日 2012/06/22
吹奏楽で気をはく安城学園高等学校では、弦楽部の活動も傑出する。
日頃は管理棟の多目的ホールで練習、美しい弦楽器の響きを校内にこだまさせるが、その響きを学校から“まち”へ、そして世界へと広げる。吹奏楽部の定期演奏会には吹奏楽部と共演、また愛知学泉大学のコンサートなどにも賛助出演している。
全国学校合奏コンクール全国大会(高等学校の部)においては、弦楽部と吹奏楽部が合同でオーケストラを組み、平成12(2000)年と平成18(2006)年には最優秀賞(1位)・内閣総理大臣賞を、平成19(2007)年から3年連続して優秀賞(2位)を受賞している。
合唱部も秀逸だ。「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」が平成19(2007)年に始まるが、その第1回大会で銀賞、翌年の第2回にも出場。また、グアテマラ共和国国際合唱祭、ロシア共和国サンクトペテルブルグ国際合唱芸術祭に招聘されるなど、国際的な活動にも活発に取り組んでいる。
国際性指向としては、岡崎城西高等学校と同様インターアクト部を結成、国際交流同好会も活動する。インターアクト部では国際ロータリー第2760地区の提唱により平成元(1989)年から平成7(1995)年までハワイ派遣研修、平成8(1996)年から平成20(2008)年までオーストラリア派遣研修を実施して、海外との交流を深めている。
安城学園の各高校でなぜこれほどにクラブ活動が盛んに、情熱をもって行われるのだろうか―。
そこには学園の確固とした教育ポリシーが根づいている。
“潜在能力の開発”―。
人は誰もみな無限の可能性を秘めている。それを、教育によって最大限に引き出す―学園は、これを教育の理念として、学業だけでなくクラブ活動においてもその可能性を引き出そうと意図しているのである。
それはまた、学園の創立者の目指した教育の具現化でもある。
「教育とは、一人ひとりの潜在能力を可能性の限界まで開発することです」
創立者・寺部だいは教育信条としてこう言い切っている。活発なクラブ活動は、その教育観にもとづく“潜在能力の開発”なのである。
日頃は管理棟の多目的ホールで練習、美しい弦楽器の響きを校内にこだまさせるが、その響きを学校から“まち”へ、そして世界へと広げる。吹奏楽部の定期演奏会には吹奏楽部と共演、また愛知学泉大学のコンサートなどにも賛助出演している。
全国学校合奏コンクール全国大会(高等学校の部)においては、弦楽部と吹奏楽部が合同でオーケストラを組み、平成12(2000)年と平成18(2006)年には最優秀賞(1位)・内閣総理大臣賞を、平成19(2007)年から3年連続して優秀賞(2位)を受賞している。
合唱部も秀逸だ。「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」が平成19(2007)年に始まるが、その第1回大会で銀賞、翌年の第2回にも出場。また、グアテマラ共和国国際合唱祭、ロシア共和国サンクトペテルブルグ国際合唱芸術祭に招聘されるなど、国際的な活動にも活発に取り組んでいる。
国際性指向としては、岡崎城西高等学校と同様インターアクト部を結成、国際交流同好会も活動する。インターアクト部では国際ロータリー第2760地区の提唱により平成元(1989)年から平成7(1995)年までハワイ派遣研修、平成8(1996)年から平成20(2008)年までオーストラリア派遣研修を実施して、海外との交流を深めている。
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安城学園の各高校でなぜこれほどにクラブ活動が盛んに、情熱をもって行われるのだろうか―。
そこには学園の確固とした教育ポリシーが根づいている。
“潜在能力の開発”―。
人は誰もみな無限の可能性を秘めている。それを、教育によって最大限に引き出す―学園は、これを教育の理念として、学業だけでなくクラブ活動においてもその可能性を引き出そうと意図しているのである。
それはまた、学園の創立者の目指した教育の具現化でもある。
「教育とは、一人ひとりの潜在能力を可能性の限界まで開発することです」
創立者・寺部だいは教育信条としてこう言い切っている。活発なクラブ活動は、その教育観にもとづく“潜在能力の開発”なのである。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略