学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 部活も教育のステージ #9 (第42話)
公開日 2012/06/21
安城学園高等学校吹奏楽部 安城学園高等学校の吹奏楽部がいかに優れたレベルのバンドであるかは、本格的なDVDが度重ねて市販されていることからもうかがえる。
 数年前に、「明るく楽しい安城学園の『スピリッツ』があふれ出す!」のサブテーマで『HIGH SPIRITS/安城学園高等学校吹奏楽部』が発売された。
 このDVDに対して、当時、作曲家からは、

「このDVDは学園の記念碑であるとともに、安城学園に続き、また追い越せと意気込む次世代のバンドにとって、貴重な示唆を与えてくれる宝物になると信じています」(森田一浩)
「安城学園の美しい音楽は、進み行けば何かが得られるという『希望』そのものです。その『ひびき』の中には単に『おと』だけでない、色々なものが詰まっています」(鈴木英史)

 と称賛の言葉が寄せられた。
 そしてまた平成21(2009)年5月―。安城学園高等学校吹奏楽部のサウンドは、「他のバンドとはひと味もふた味も異なった、柔らかいサウンドを放つ」と斯界(しかい)では評されているが、「そのサウンドの秘密がここに明かされる!」とうたって、新たなDVDが市販された。題して『エヴォリューション/EVOLUTION/安城学園高等学校吹奏楽部』?。
 収録時間127分のそれには、安城学園高等学校吹奏楽部のコンクールや定期演奏会、海外演奏旅行(デンマーク)での演奏が収録されている。
 そして、ボーナストラックには、吹奏楽部顧問(当時)の吉見光三が教師生活40年の節目にあたり、学校教育におけるクラブ活動の指導者のあり方を語っている。
 それは、「時を同じくし時を動かし時を創りあげるために」の実践であるという。日頃「いまを共鳴・共感・共有する想いを大切に」と生徒に説くと言われる吉見だが、ここに安城学園高等学校の部活の教育のポリシーが語られてもいるようだ。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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