『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 部活も教育のステージ #5 (第38話)
公開日 2012/06/16
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ダンス部も文化祭での発表をメインとしながら、年に何回か色々な場所での披露も行っている。
また、吹奏楽部は学校行事、運動部の応援などで活躍するとともに、地域行事にも参加し、地域文化への貢献として定期演奏会も実施している。チアリーディング部がジャパンカップ2010チアリーディング日本選手権への出場を決めて気勢をあげた翌日の6月20日、岡崎は市せきれいホールで第18回を数える定期演奏会を開催して、存在のほどを示した。
チアリーディング部と同様、全国でも珍しい部活としてジャグリング部がある。習得した“大道芸”を、学校行事のほか地域の高齢者ホーム、子ども会で披露、その公演数は年に30回にもなるという。
海外に目を向けるクラブもある。
国際協力部では、国際交流や海外に興味を持つ生徒たちが、「ネパールに学校を作る」「世界を学習し、世界を食べつくそう」「ワクワク英会話」「外国の高校生との絵の共同制作」などといった企画を立てて活動すれば、インターアクト部は国際奉仕団体であるロータリークラブの提唱を受けて、“奉仕と国際理解”を目標に活動している。
インターアクト部をもつ高校は県内でも十数校と少ないが、学校法人安城学園では岡崎城西高等学校、安城学園高等学校ともに設置して、国際奉仕に対する理解がきわめて深いことを表している。
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岡崎城西高等学校は「自分のやりたいことが見つかる高校、実現できる高校」であり、自由な空気にあふれ、色々なことに挑戦できる―とするが、それは安城学園高等学校も同じ立ち位置にある。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略