『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 学部再編で推進さらに #3 (第30話)
公開日 2012/06/07
いま時代は急速に多様化している。現代社会が直面している様々な問題を解決するには多様な“マネジメント能力”が求められる。
経済活動の担い手である企業に対してはこれまで以上にコンプライアンス(法令遵守(じゅんしゅ)の管理体制)やCSR(企業の社会的責任)への対応が欠かせないものになってきており、企業のみならず、行政・NPO・地域社会等々でも地域の問題解決に企業の経営手法が必要とされ、さらに家庭・個人にあってもそれぞれのマネジメント能力が求められている。
また、現代社会では単独で解決できる問題は少なく、協力・協動によってなされていく場合が多い。地域の活性化という課題についても、それにかかわるのは自治体や企業だけでなく、地域社会・コミュニティ・NPOなど多方面の協力・協動がなければ実現はむずかしい時代になってきている。そのためのマネジメント能力も同時に求められている。
こうした認識のもとに考えを及ぼす時、自治体・企業・NPO・NGO等々、さらには家庭・個人の段階においても、それぞれに問題解決のためのマネジメント能力を身に付ける必要がある。そしてその上に求められるのは、お互いに協力・協動してより良い地域社会を形成していくことである。
学園では、こうした「まちづくり」のための人材を育成することをさらに目指したのだった。
こうした時代背景を勘案した学園では、社会人基礎力を一つの柱にした教育プログラム『無限の可能性』の開発―というこの教育改革を推進していく上で、豊田キャンパスで経営学部とコミュニティ政策学部の2学部体制で独立して教育するよりも、融合して1学部体制で教育する方がより効果的であると考えた。
新学部では経営学についての専門知識・技術を背景にした「ビジネスセンス」とコミュニティ政策学についての専門知識・技術を背景にした「コミュニティマインド」を兼ね備え、マネジメント能力を身に付けた人材を育成することをねらったのだ。
経済活動の担い手である企業に対してはこれまで以上にコンプライアンス(法令遵守(じゅんしゅ)の管理体制)やCSR(企業の社会的責任)への対応が欠かせないものになってきており、企業のみならず、行政・NPO・地域社会等々でも地域の問題解決に企業の経営手法が必要とされ、さらに家庭・個人にあってもそれぞれのマネジメント能力が求められている。
また、現代社会では単独で解決できる問題は少なく、協力・協動によってなされていく場合が多い。地域の活性化という課題についても、それにかかわるのは自治体や企業だけでなく、地域社会・コミュニティ・NPOなど多方面の協力・協動がなければ実現はむずかしい時代になってきている。そのためのマネジメント能力も同時に求められている。
こうした認識のもとに考えを及ぼす時、自治体・企業・NPO・NGO等々、さらには家庭・個人の段階においても、それぞれに問題解決のためのマネジメント能力を身に付ける必要がある。そしてその上に求められるのは、お互いに協力・協動してより良い地域社会を形成していくことである。
学園では、こうした「まちづくり」のための人材を育成することをさらに目指したのだった。
こうした時代背景を勘案した学園では、社会人基礎力を一つの柱にした教育プログラム『無限の可能性』の開発―というこの教育改革を推進していく上で、豊田キャンパスで経営学部とコミュニティ政策学部の2学部体制で独立して教育するよりも、融合して1学部体制で教育する方がより効果的であると考えた。
新学部では経営学についての専門知識・技術を背景にした「ビジネスセンス」とコミュニティ政策学についての専門知識・技術を背景にした「コミュニティマインド」を兼ね備え、マネジメント能力を身に付けた人材を育成することをねらったのだ。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略