『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 活動を学園全体に #7 (第27話)
公開日 2012/06/04

「健康づくり支援特別講座」は、短期大学の食物栄養学科が中心となって、実際に調理をしながら健康な食生活について考える講座。
「地元の食材を活かした健康おやつをつくろう!」「上手に体重コントロール」といったテーマで行われたが、メタボ改善に関心が集まる当世、多くの参加者があり、内臓脂肪をため込まないための献立について学んだ。
「保育者のための幼児教育保育講座」は、現役の幼稚園教諭、保育士などを対象に講演会・講座を実施するもの。早い段階から幼児教育を手がけてきた安城学園が伝統を誇る催しで、平成21(2009)年で34回目。ちなみにこの年は、午前中は竹井史(愛知教育大学准教授)を講師とする特別講演「おもしろおもちゃを作ろう―保育者の援助と環境づくり―」、午後は「幼児のための音楽あそび」「子どもの運動能力を伸ばすために」の2コースに分かれて、約100人が熱心に聴講した。
また、これら公開講座のほか、学生らの自主活動も行われている。
短期大学幼児教育学科と大学家政学部こどもの生活専攻の学生らによるボランティア活動で、“学泉大・学泉短大のお兄さん・お姉さんと遊ぼう!”の呼びかけのもと、「親子のための遊びプログラム」がげんき館の託児コーナーで毎週木曜日に行われている。これが、「子どもたちの豊かな創造力を引き出す取り組み」と評価されて、げんき館の人気プログラムとなっている。
ここにも、学生たちが教師として社会に出たときに役立つ“生きた教育の現場”が存在している。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略