学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 活動を学園全体に #6 (第26話)
公開日 2012/06/02
幼児教育保育講座 愛知学泉大学家政学部・愛知学泉短期大学で構成する岡崎キャンパスにあっては、「岡崎げんき館」での事業展開が大きくクローズアップされた。
 大学家政学部と短期大学がスクラムを組んで、「岡崎げんき館」を舞台に、公開講座や学生のボランティア活動による「親子のための遊びプログラム」を実施し、地域の健康づくりと子育て支援に貢献している。
 「岡崎げんき館」は、市立岡崎病院跡地に建てられた、岡崎市保健所を含む、健康づくりのための複合施設である。「市民のライフステージにあった質の高い健康支援、年齢にかかわらず楽しめる生涯学習支援、夫婦が共同で子育てを行うための支援を中心に、生涯を通じ心身ともに健康に過ごせるライフスタイルや地域に根ざした「スポーツ文化の豊かさ」とその活性化に全面協力する」ことを謳(うた)い、館内は「保健衛生ゾーン」「健康づくりゾーン」「子ども育成ゾーン」「市民交流ゾーン」の4つのゾーンで構成されている。
 平成20(2008)年3月にオープンしたが、岡崎市では「PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)手法」と「指定管理者制度」を適用し、施設の維持管理・運営を民間に委託。民間事業者である「岡崎げんき館マネジメント株式会社」がそれを担っている。
 この運営会社は大成建設、シンコースポーツ、丸ヨ建設工業、日本水泳振興会、タスク・フォース、大成サービスの各株式会社が構成企業、環境デザイン研究所が協力企業となっているが、学校法人安城学園も構成員の一員としてこれに加わり、教育のノウハウを活用して、岡崎市民の健康づくりと子育て支援活動に貢献している。
 平成21(2009)年度は、子育て・健康づくり支援事業の一環として、短期大学幼児教育学科と大学家政学部の教員によって、「こどもと親のための公開講座」、「健康づくり支援特別講座」、「保育者のための幼児教育保育講座」といった公開講座を開催した。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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