『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 社会人基礎力を学生に #5 (第15話)
公開日 2012/05/21
今は厳しい経済環境の中で人間関係も冷徹さやとげとげしさを増す時代―。そこに生き抜き、自らの存在に新たな価値を創っていくために、「自ら問題を発見し解決する力」が求められている。「マニュアル」に頼る生き方ではなく、自ら他者とコミュニケーションをとりながら協働し、新たな付加価値を創出していく。それは、生きるための「スキル」でもある。
しかし、そうした生きるための「スキル」を充分に培う機会も時間もないままに、社会に出て行く大卒生が多いのが現実である。
そこで、寺部理事長は、さまざまなシーンでの問題解決に向けたスキル・能力を育成する教育の必要性を考えた。その結果、具体的な仕組みとして、「社会で生き生きと活躍する若者の育成を目指して〜」と経済産業省が謳(うた)う「社会人基礎力」が浮かび上がったのであった。
学園では、学生の基礎学力と専門知識・技術を高めるとともに、この社会人基礎力を、いわば「三位一体」にした教育によって、社会に貢献できる人材を育成することを標榜(ひょうぼう)することになった。
しかしながら、社会人基礎力の育成には、企業、自治体、各種団体等、他のコミュニティとのコラボレーションが必要不可欠である。そのため、愛知学泉大学では多くの企業・自治体・団体と産学・官学連携を結んでいる。家政学部の一連の活動は、そうした流れの一環として実現した「社会人基礎力」育成の教育だった。
愛知学泉大学のこの新しい社会人基礎力育成プログラム「無限の可能性」は、今大きく広がっている。
愛知学泉大学は当時、家政学部のほか経営学部、コミュニティ政策学部と3学部を擁した。したがって、当然家政学部の独り舞台にとどまるものではなく、経営学部、コミュニティ政策学部の各学部でも社会人基礎力育成は活発に展開された。
しかし、そうした生きるための「スキル」を充分に培う機会も時間もないままに、社会に出て行く大卒生が多いのが現実である。
そこで、寺部理事長は、さまざまなシーンでの問題解決に向けたスキル・能力を育成する教育の必要性を考えた。その結果、具体的な仕組みとして、「社会で生き生きと活躍する若者の育成を目指して〜」と経済産業省が謳(うた)う「社会人基礎力」が浮かび上がったのであった。
学園では、学生の基礎学力と専門知識・技術を高めるとともに、この社会人基礎力を、いわば「三位一体」にした教育によって、社会に貢献できる人材を育成することを標榜(ひょうぼう)することになった。
しかしながら、社会人基礎力の育成には、企業、自治体、各種団体等、他のコミュニティとのコラボレーションが必要不可欠である。そのため、愛知学泉大学では多くの企業・自治体・団体と産学・官学連携を結んでいる。家政学部の一連の活動は、そうした流れの一環として実現した「社会人基礎力」育成の教育だった。
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愛知学泉大学のこの新しい社会人基礎力育成プログラム「無限の可能性」は、今大きく広がっている。
愛知学泉大学は当時、家政学部のほか経営学部、コミュニティ政策学部と3学部を擁した。したがって、当然家政学部の独り舞台にとどまるものではなく、経営学部、コミュニティ政策学部の各学部でも社会人基礎力育成は活発に展開された。
(つづく)
※ 文中敬称略
※ 文中敬称略