学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 産学連携で商品開発 #7 (第10話)
公開日 2012/05/15
 愛知学泉大学はまた、大学全体の評価として、マスコミには「就職に強い大学」のナンバーワンに挙げられる(『読売ウイークリー』臨時増刊平成20年7月14日号)。
 大学では、1年生から“キャリア形成支援”なるものを始める。

「将来の自分、特に働くことの意義を考える」→「働くことの価値を学ぶ」→「ビジネスマナーを身に付ける」→「業界研究。やりたい仕事を見つける」→「自己分析、企業の求める人材を研究し、事前対策に取り組む」→「内定を自ら勝ち取る強い学生へ」…

 各学年の春・秋期ごとにこうした段階を経て、“就職活動に強い学生”“就職できる学生”として社会への巣立ちに備えるのだ。
 その結果、平成21(2009)年3月には就職希望者137名すべてが就職決定。“就職率100%”を謳(うた)うことにもなった。
 特に経営学部、コミュニティ政策学部の2学部(当時)を擁する豊田キャンパスでは、入学当初から段階的・系統的に行うキャリア教育によって、即戦力となる人材を育成。「就職率は全国経営学部系大学ランクNo.1」とされた。
 そのキャリア教育とは、体験型・参加型の授業を行って実践力を養っていくというもの。名づけて「キャリアデザインプログラム」。
 たとえば、経営学部では、地元の利を活かして、トヨタ生産方式、品質管理、自動車の品質保証に携わった業界出身教員から実践的教育を受ける「トヨタ経営システムケーススタディ」など、コミュニティ政策学部では、地域のイベントやコミュニティ活動の運営に携わってチーム内で協働する力を養うなど。そして、多くの企業、公共団体の協力を得てのインターンシップ…。
 こうした専門知識の深化、経験、チーム協働などによって、就職後、即戦力としてただちにサポートできる人材を育てているのだ。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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